リゼッタ

OLD TO NEWの世界

2017年4月29日
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ユヌメゾン リゼッタ(表参道)にて、装身具作家・吉田史さんによるOLD TO NEWの個展が始まりました!

昨年より作品をお店でご紹介させて頂くようになり、素材や形の素敵さはもちろん、その形に辿り着くまでの吉田さんの想いの巡らせ方にとても魅力を感じています。

今回ご案内する作品もしっとりした大人の可愛さを秘めて、控えめに輝くゴールドやシルバーが吉田さんのお人柄と重なります。

透かし彫りのシリーズや、鈴蘭や白詰草の花を手彫りで立体的に象ったシリーズ、花の一生をテーマに蕾から満開を過ぎて枯れゆく様を表現した作品、そしてまた、古い物語やグリム童話からインスピレーションを得た作品など。。。OLD TO NEWの世界観をぜひご覧頂きたいと思っています。

リゼッタの今春のテーマ『シークレットガーデン』をモチーフにした作品も並びます。伸び伸びとした植物の陰影が美しいです。

透かし彫りは1枚の板を細い糸のこで切り出し、模様を彫ったり打ったりして作られています。

 

「ちやほや」という言葉から着想を得たとてもユニークな作品も。

ちやほやとは、平安時代に藤原定子によって詠まれた歌にある美しいものの意「花や蝶や」を語源とするそうです。

のちに「蝶よ花よ」に入れ替わり、短縮されて「ちやほや」となり、愛情たっぷりに育てられた様子を表す言葉となったのだそうです。

この語源から吉田さんが思いを巡らせて生まれた作品たち… さて!どんな形になったでしょうか!

とっても愛らしいので、是非楽しみに足を運んでくださいね。

身に着ける方も蝶よ花よと愛でられますように…という思いが込められています。

植物や雷、生物といった変わらない自然の形や伝統的な文様、出来事が頭の中で結んだりほどけたり。。。それが手の先から絵を描くように形になっていく、と吉田さんは言います。

表したいものはまだまだ沢山あって、それらが一番良い形になるように、、、日々心と技の鍛錬を大事に作り続けていきたい、と。

忙しなく過ごしてしまう毎日を省みて、感じるものが大きくありました。

大きなイヤリングも身体とちぐはぐにならずに不思議にすっと馴染んでしまうわけも、きっとこのようなところにあるのかもしれないと思いました。

自分にひとつ。お客様と一緒に、私もワクワクしながら選んでいます!

ピンク色の可愛い小鳥たちがお迎えいたしますので、是非お立ち寄りください。

5/7(日)19:00まで開催しています。

オンラインショップでは5/2より受注会を行います。

 

※リゼッタ各店はGW中休まず営業いたします。