リゼッタ

熊本の春

2017年3月26日

春は卒業入学のシーズン。
たくさん心を動かされる季節です。希望を胸に心が弾みます。

私ごとですが、長男長女が高校と中学を卒業。
それぞれがまた新たな一歩を踏み出そうとしています。

長女の通った中学校。地震で校舎は全壊しましたが、
この教会は無事耐え残ってくれました。
この場所で卒業式を迎えられたことを尊く思います。

長男の高校の卒業式。
式典の終わりには学生帽を頭上高く高く舞い羽ばたかせます。それぞれの道への旅立ちです!

昨年は春を感じる余裕もなく、大地と共に震えながら逃げ惑った日々。この春の到来は格別なものとなりました。

地震の避難生活では食べ物や飲み物もままならず、
遠い存在だったスイーツ。
子どもたちには、この1年間よく頑張ったね!と
人生門出のお祝いにフラベドの「苺のパフェ」をプレゼント。上から覗き込むと、まるで苺のお花のようですね。

こちらは、本物の苺の花。
このように真っ白で可愛いお花から苺は生まれます。

熊本のフラベドのお店には、
摘みたての完熟フレッシュな苺が毎日のようにやってきます。ジャムになったり、パフェになって登場したり、
春の苺はトキメキも運んでくれます。

そして、この苺畑に現れるミツバチ。
もしや、この蜂は“ポルトモネ・ラベイユ”でお馴染みのマルハナバチ?「不可能を可能にする」という伝説の蜜蜂!

ミツバチは、花の蜜を集めるだけではなく、果実を実らせるための受粉も行っています。
あの伝説の蜜蜂も、苺のパフェに密かに力を貸してくれていたとは!
果実をふんだんに使ったフラベドのパフェを食した子どもたち。この影武者から「不可能なことはない!頑張れ!」と応援されているかのようで、
人生の門出には最高の贈物となりました。

熊本にはたくさんの自然があります。
フラベドでは、これからも自然の恩恵に感謝し、
生産者の方々からいただいた恵みを、
ジャムなどのカタチに変え、皆さんの元へお届けしていきます。

FLAVÉDO par LISETTE は初めての春を迎えます。

オープンを振り返って

2017年1月28日

熊本にあるフラべドパーリゼッタは昨年10月にオープンし、3ヶ月が経ちました。
オープンからの日々を振り返る月日が経ったことも、私自身、感慨深いものがあります。
昨年の熊本地震から 色々な気づきを得て、日常を大切に、日々感謝して過ごすことを改めて強く感じています。
 
いつも参拝する加藤神社から。
 
この場所から見える熊本城の姿は震災前とほぼ変わらず、その佇まいからこれまで以上に力強さを感じ、たくさんのパワーをもらいました。
 
そして、新年といえばおみくじ。
今年の運勢…気になりますよね。
みなさまは初詣でおみくじをひかれましたか?
 
私のひいたおみくじは こちら
 
人は見かけ
( イチハラヒロコ恋みくじ)

宮司さんより…
「その人のもつ人柄というのは 見た目に現れるものなので、内面も磨き成長させることが大切だという事もいえますし、見た目で判断されるというだけあって、普段から身なりを整えましょう、という事もいえますね。様々な意味合いがあるので、自分に合う受け取り方でいいですよ」とのこと。
そのお言葉をきいて、はっ!としました。
オープンしてから3ヶ月、私はいつも「困った顔してるよ、大丈夫?」とよく言われたものです。
その時は無意識だったのですが…
お陰様で、意識して鏡を覗き込む習慣ができました。
こうして普段から意識することって大事ですね。
口癖だった「すみません」を 今年は「ありがとう」 に変えて、口角を上げていこう!というのは、今年の抱負のひとつです。
 
 
フラべドでは、季節に合わせたリゼッタの洋服と、旬の果物を使ったジャムが同じ空間に並びます。
この場所で、皆さまと喜びや幸せを共有できる毎日に感謝しています。
 
今日は1月28日。
旧暦でいうお正月。
また気持ちを新たに、皆さまとのご縁を大切に繋いでいきたいです。