リゼッタ

懐かしい日々

2016年6月23日
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透けるような薄いリネン地に、うっすらグレーがかった生地。

ヨーロッパの古い壁紙にありそうな、木々の間を鳥たちが戯れるプリント。

KIMG2163 (002)

 

2009年夏に作られたリゼッタのオリジナル柄で、この柄を眺めていると当時過ごしていた日々が懐かしくよみがえってきます。

 

その頃の二子玉川のお店は今のcafé lisetteの場所にあり、ブティックとカフェがくっついた小さなお店でした。

二子玉川の駅前がまだ様変わりする前で、地元に住んでいる方にも『こんな場所にお店があったのね!』と驚かれるほど。

 

ブティックにはリネンの洋服だけが並び、私は日々お客様に洋服をご案内しながら、

たまにカフェクレームやキャラメルワッフルを作ったりして、お互いに助け合いながら、限られた人数で毎日営業していました。

 

リネンが好き、洋服が好きでリゼッタの輪に加わったものの、お店に勤めた経験がなかった私は初めて知ることが多く、

日々仕事と向き合いながら、お客様と接することの喜びや楽しみを知ったのもあの場所でした。

 

そうして月日は流れて、今年の7月29日、リゼッタは丸10年を迎えます。

節目の年に、あの頃から変わらず通ってくださっているたくさんのお客様と、今も変わらずお会いできることが本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

このご縁は長くお店にたっていた私にとって、思いがけない素敵なプレゼントを受け取ったような気持ちでいます。

これからも大切にしながら、変わらずお店で皆様をお迎えしたいと思っています。