リゼッタ

ブルーのスカートを求めて

2015年10月7日
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10月に入り、朝のひんやりとした空気の中を通勤していると、街路樹のはっぱがほんのりと色づき始めたことに気が付きました。

 

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近所の八百屋さんにも、真っ赤なりんごや紫色のぶどう、つやつやとした茶色の栗が並び、こっくりとした色合いが多く目にはいるようになりました。

 

”私の好きな色は、紺・グレー・白!”・・・と一年を通して、ベーシックな色を好んでいますが、季節の移り変わりと共に心境の変化が・・・

 

いつもは淡い色合いのピアスがほとんどなのですが、グレーと深い紫色のピアスを新調しました。

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普段は選ばない深い色合いのピアス。つけていると、気持ちまでしっとりと落ち着いてくるのが不思議です。

 

リゼッタにも色とりどりのお洋服たちが届いていますが、その中から目の覚めるような、鮮やかなブルーのスカート”ファニ”を手にとりたくなりました。

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青色は好きですが、今までに、このような鮮やかなブルーのスカートを選んだ事はないのです・・・・そのような自分の心境を考えたくて、色の秘密(野村順一著:文春文庫)という本を開いてみました。

 

そこには、”人は自分の好きな色を着る。着ているものの色で気分も変わり、やがて人柄や性格も変化が起こる””色には不思議な力がある”と載っています。

 

ちなみに青色を好む人の基本性格のページを開いてみると・・・

 

“ひとびとが青に引き込まれるのは、青の持つ優しい母性愛の様な思いやりと気配りが心をなごませるからである。青は荒々しく無情な日常生活から逃避させてくれる。青を好む人びとは不屈であるが、悪くいうと独善的である”・・・

 

最近ばたばたとした日常を送っていた私は、青色に癒しを求めていたのかしら!?独善的というところは、ここのところのひとりよがりな自分にあてはまるかも?と、面白い気持ちになりました。

 

愛読している光野桃さんの”おしゃれの幸福論”という本にも、ブルーについての考察が載っています。

(”澄み切りたい!ブルーを呼ぶ心”より抜粋させて頂きます)

 

“エネルギッシュな生命力や快楽を感じさせるものよりも、陰影あるものの中に潜む、穏やかな落ち着きを自分に取り込みたいのだろうか”

”今の世の中の混沌と不安、濁った灰色のような状況を生き抜くとき、せめて身につけるもので澄んだ空気を取り込みたい。自分の行く手に伸びる道を、そのブルーで浄化したい”

“今、ブルーを着る。澄み切りたくて。胸を開いて深い呼吸をするように”

 

そうです、私も、なんだかもやもやとした気持ちを澄み切りたい!

 

私に限らず、自分の好きな色、似合う色を誰しも持っていると思いますが、時々・・・自分の好きな色にこだわらず、自問自答しながらその時、気持ちが求めている色を素直に選ぶことは、心をやわらかく暮らしていくことに繋がっているような気がしてきました。

 

はじめての青色スカート、どうコーディネートしようかしら・・・・・

近日中にHP”Today’s  coordinate”(リゼッタスタッフの日常のコーディネートをご覧いただけるページです)でご紹介させて頂きますね!